10. 住宅づくりの流れ その2

家を作るときに1番工事量が多いのは大工さん、ということは皆さんもご存知だとは思います。

今20代の大工さんが非常に少ないのです。なぜかと思い職人さんと話してみたら、大工作業が好きでその仕事に就いたはずが、コスト削減のため他のセクション担当者が配されず、専門分野以外の50%以上を担当しなければならないという状態に起因していると感じました。

それに、仕事量が増えても工事金額が上がらず、反対に賃金は少なくなっているという声もよく聞きました。


大工さんと話をすると、たとえば断熱材の施工もよくわからない人がほとんどです。
気密工事が、なぜ大事なのかもよくわかってないので当然といえば当然です。 でも、断熱工事や気密工事というのは専門の業者が施工するもので、大工さんにそこまでいうのは非常に酷かも知れません。


【当社例住宅の工事の流れ】

1. 基礎工事及び埋設配管・・・基礎工事業者及び市町村指定の給排水水道工事業者

2. 躯体工事(フレーミング工事)住宅の骨組み・・・フレーマーと呼ばれる大工さん

3. 屋根工事及び電気配線工事・・・板金屋さん及び電気工事屋さん

4. 断熱工事:アイシネン・・・日本総代理店のキングラン

5. ハンガー工事(内装石膏ボード張り)・・・内装工事業者

6. ドライウォール工事・・・当社社員

7. 塗装工事・・・当社社員

8. 建具や見切り材や床材の張り上げ・・・造作大工さん


7の時点で壁や天井はすべて仕上がっております。
そして、最後にフィニッシュカーペンターと呼ばれる造作大工(当社のフィニッシュカーペンターは北米研修をしております。)さんが、建具や見切り材や床材の張り上げ(北米では床工事はすべてタイル、絨毯、フローリング等すべて床工事の専門職)をして工事完了です。


これが、今、日本でもHICPMの工事過程管理システムで注目されている工事工程管理です。
見てわかるとおり、大工さんは最初と最後に集約されております。4番と5番を専門職で仕上げるだけで工事の流れは変わるのです。5のハンガー工事は、ほとんどの住宅で大工さんが張りあげているため、でたらめな工事ばかりです。専門職を使うことにより、非常に強度の出る貼りかたができるのです。


建設業法では保証は2年間ですが、当社では火災やクラックに強い施工のため、壁のクラックを20年保証できます。) 当然、コストはアップしますが、それがグローバルスタンダードな工事なのです。 コストダウンを追求するのは非常に重要なことですが、施工方法をごまかしてまでコストダウンを図るのはフェアーな方法ではないと思います。


住宅金融公庫の施工指導教本にはきちんと書いてあります。(ドライウォールとは書いてませんが、当社のサイトと同じ施工方法です) 一生のうちで1度のことだから、これから家を建てようと思っている方は、まず知識を持つことが重要といえるでしょう。
このサイトで書かれていることも一概に信用してはダメです。ぜひ、ご自分の目と耳で真実を確かめてください。住宅展示場を1日かけて見て聞くだけでおぼろげながら、何が本当で何がウソなのかわかると思います。家は車と違い、流れ作業のようなノックダウンでは生産できないはずです。