3. 窓の話

窓というのは、住宅パーツの中でとりわけ重要です。住宅のエネルギーの43%は窓から逃げると言われております。

住宅の断熱を考えるなら、外断熱、内断熱、いろいろな考えがありますが、我が国の状況を考えると97%がアルミサッシを使用しております。これでは、どんなに素晴らしい断熱工法を用いても本末転倒です。


アルミという素材は非常に熱を伝える素材です。外気温が0度としますと、その温度を室内まで伝導してしまいます。外気温0度だとすると室温10度前後でアルミの表面結露がはじまります。冬になると窓周りがコップの水をこぼしたのかと見間違うほど濡れているのはこの為です。


それでは、何故日本の住宅はアルミサッシを使用した家が多いのでしょうか?

いろいろな理由がありますが、一番の理由はコストが安いからです。
日本の住宅はもともと外気を室内に取り入れて局所的に暖をとるというのが一般的でしたが、エアコンやファンヒーターの普及を機に、昭和40年代後半からから住宅を密封する考えが増え始めたのです。


北米や欧米の住宅は昔から住宅を密封して家全体を暖めるという概念がある為、気温が氷点下になるような所でアルミサッシを使っているいを見たことがありません。 例外はビルなど、空調がしっかり管理されているところです。建築会社の方は、皆さんアルミサッシを使うと結露が起きることを知っています。


ペアガラスにしても何の解決になりません。

サッシと躯体など、見えないところの結露は、もっと怖いです。


家は財産です。生涯に一番高価な買い物です。コストや予算ために熱伝導の高い部材を使用して家を建てるなら、賃貸住宅で結構ではないですか?
ちなみに、日本でいちばん有名なサッシ会社の子会社で建築会社があるのですが、使用しているサッシは北米の木製サッシメーカーです。

また、輸入住宅ビルダーのある有名な会社では、トリプルペアガラスを売りにしています。確かに、ペアガラスよりもいいです。けれど北欧の国ではW-LOW-Eガラスを使用しておりません。これも、またおかしな話です。北米ではショピンッグセンターのような空調がしっかりしているような場所でもガラスはヒートミラーを使っていました。

以上のようなことを踏まえて住宅パーツでも重要な窓選びをして下さい。

関連リンク: まどなび  ・ アンダーセン社